3.11 津波
2011年3月11日14時46分、宮城県沖に発生したマグニチュード9.0の地震と、その32分後には東北地方の東側を津波が襲い、多くの尊い命を奪いました。当時仙台にいた宣教師のディーン&リンダ・ベンソン夫妻はこの時、すぐに被害の大きかった石巻に向かいました。
途方から希望へ
その後ディーン氏は、毎日のように仙台から石巻に通い、家屋の修繕や泥出しに励みました。いくら片付けても瓦礫が多過ぎてなかなか捗りません。けれども少しして、そこに各方面からボランティアチームが支援に駆けつけ、作業を手伝ってくれました。
しかし被害はあまりにも甚大でした。途方に暮れることもありましたが、被災された方々とボランティアスタッフがともに手を取り合って祈りながら進めていき、絆が生まれ、小さな希望が見えてきました。
新館の空き地では子どもたちにかき氷を振る舞い、たびたびストーブ、食料品、自転車、生活必需品セットボックスなどの支援物資を配布しました。
希望の家を訪れた人々
震災以降、石巻希望の家には多くのボランティアの他に音楽で被災された方々を元気づけようと、国内だけでなく海外からも有名な歌手や、ダンサー、演奏家の方々が次々と訪れてくださり、素晴らしいパフォーマンスを披露してくださいました。
アルフィー・サイラス
8月には、フラダンスのチーム、田村順子、9月には、バーベキューとかき氷イベント、10月には、アルフィーサイラスのコンサートなどが開かれました。この年は他にも、竹下静、高奈美香、ベック由美子、戸坂純子、ASIAH、Jett Edwardsなど、たくさんのアーティストが来ました。
2011
2012
倒壊した家屋の泥出し、片付け、修復作業、国内だけでなく海外からも多くのボランティアが駆けつけ、作業を手伝ってくれました。地元の方々とボランティアスタッフで食事会をしたり、祈りあったりしながら信頼関係を深めていきました。
「上釜会館」での、コンサートの様子。
その中で、それぞれのアーティストたちが、歌や体験談などを通して神様のことを地域の方々に伝えてきました。
石巻希望の家
2014年、上釜地区の浦屋敷の被災した家屋をボランティアスタッフ、そして近隣の方々の協力を得て修繕し、2015年、5月17日に「石巻希望の家」として発足しました。そしてこの日、兄弟ユニットの「シンバル」を迎えてオープン記念コンサートが開かれました。
2012年からは、地域の方々が集まりやすいスペースとして「上釜会館」をよく利用しました。
子供サマーキャンプをした時には、子供立ちがたくさん集まって、大人も一緒に楽しみました。
2012年からのイベントは、主に上釜会館で行いました。
2013年からベンソン&リンダは自宅を浦屋敷に移し、この地域の復興支援にさらに注力しました。イベントやコンサートも継続し、多くの方々が集い楽しいひと時を過ごしました。
出演アーティスト(一部)
Migiwa、Olive、CymBal、Jett Edwards &Friends、ASIAH&ROLEN、小坂 忠、ゴンミン、パク・カンシク、北方奈津子&長佑樹、齋藤直江、YURIE、ひなた会長 他
「石巻希望の家」では、スタートして以来、コンサートやいろいろなカルチャースクール、料理教室、バイブルクラスなど、多くのイベントを開催してきました。
2013〜
希望のことば
そして2018年12月から、長い間祈ってきた「希望のことば」(聖書を開く時間)を銭谷幸器氏を迎えて開始しました。天気の良い日には、庭のオープンデッキで行いました。これは現在も継続中です。
チャペルタイム
2022年4月から、伊藤治哉氏が牧師として赴任し、日曜日のチャペルタイム、「希望のメッセージ」を開始しました。
詳しくは→こちら